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簿記2級無料講座 本支店合併財務諸表の作成

次の残高試算表、未達事項及び期末修正事項によって本支店合併損益計算書、貸借対照表を作成しなさいというものです。で、今まであまり見た事のない形になってると思います。これはですね、見慣れないと、何を書いているのか分からないという人もいますが、少しかいつまんでこの辺りの見方を確認しておきたいと思います。

まずタイトルですが、決算整理前残高試算表です。ここは大丈夫ですね。そして借方側、貸方側の各勘定が載っています。本店、支店、本店、支店と。で、大きく見て欲しいのが、赤で書いたこのような大きなT字になってる。そして借方側、貸方側と。そして借方側現金預金、本店の現金預金が200,000、支店の現金預金が9,000円。そういったものを表しています。本店の金額がずらっと、支店の各金額が載ってます。同じように本店の買掛金、支店の買掛金っていうのが載ってる。貸方側の各項目ってのがあります。そしてもちろんですね、本店の借方合計、本店の貸方合計は一致しているよと。支店の借方、支店の貸方合計も一致している。本店同士、支店同士で見てもらうと分かりやすいかと思います。で、併せてこれもチェックしておきましょう。支店勘定、本店勘定。支店勘定は本店だけにあります。本店勘定は支店だけにあります。これが照合勘定。もちろん本店より仕入、支店へ売上もあります。それぞれの照合。金額見てもらうとどうでしょう。支店、本店勘定、ズレていますよね。本店より仕入、支店へ売上もズレています。という事は未達事項が発生しているというのがここから読み取れますね。このような形でまずは決算整理前残高試算表が見れるようにして下さい。

続いてこちら、未達事項。さらに期末修正事項が載っています。で、注意書き、さらには決算整理仕訳というのが続いています。そしてこちらですね。合併損益計算書、合併貸借対照表。最終目標がこの2つを作っていくという事になっていきます。では今までの内容を含めてまずは下側に未達事項の整理、そして横に決算整理としてこのようにレジュメを使って仕訳が出来るように解答欄を設けていますので、まずはこの仕訳、各金額計算をしてみて下さい。そしてそれが確認できた後解説を聞いてもらって、合併損益計算書、貸借対照表を作っていきましょう。

ではまずは未達事項からの修正仕訳等を確認してみて下さい。はい、よろしいでしょうか。それでは一緒に内容確認をしていきたいと思います。まず未達事項の整理について見ておきましょう。未達事項1番目、本店から支店へ商品発送高48,000円。本店、支店どちらに未達というのが書かれていない。こういったものも実際に試験問題として出て来ます。ここでぜひ覚えてもらいたいポイントが1つ、未達事項、仕訳をするのは受け手側、キーワードは受け手側です。では確認しましょう。本店から支店へ商品発送高48,000円。本店から支店へ、受け手側は支店ですよね。つまり未達事項を行なわなければいけないのは支店側という事になります。で、48,000円、支店側で仕入記録されていないよという事なので、借方、本店より仕入48,000円、貸方、本店48,000円となります。

続いて、支店で受け取った本店の売掛金32,000円。これはどちらが受け手側でしょう。これは本店側になります。支店が本店の売掛金を受け取ってくれていた、本店が後で知るという事で受け手側は本店。なので本店側で売掛金の回収される仕訳、貸方、売掛金32,000円、借方、支店32,000円となっていきます。そしてこの仕訳を確認してもらったら、やってもらいたい事があります。それが本店勘定、支店勘定、支店へ売上、本店より仕入勘定の金額が、残高が一致するかどうかの確認です。では念の為確認をしておきましょう。はい、これは決算整理前残高試算表の中の支店勘定、本店勘定、支店へ売上、本店より仕入勘定を抜粋してきたものです。これを基に未達事項の仕訳を埋め込んでいく。まずは本店より仕入48,000円という事で、本店より仕入48,000円の計上。貸方、本店48,000円、本店勘定の貸方に48,000円、続いて借方に支店32,000円、支店勘定の借方に32,000円。では残高確認をしてみて下さい。はい、借方、貸方残高一致しているのが確認出来ると思います。

なぜこれを書いて欲しいのかというと、例えばですね、ここの金額が分からないと。もしくはここの金額が分からない。金額が虫食いで自分で算定しなさいっていうのが過去何度も出題されています。そういった時に自分で虫食いの金額を算定出来るようにしておかなければダメだという事で単に仕訳出来るだけはでなく、このような勘定を使って金額が一致してるかどうかの確認が出来るかどうかってのも応用問題が出てきた時に重要なポイントとなっていきます。なので面倒くさがらずにこの勘定を作って一致金額を確認する。ここまで必ずやって下さい。これが未達事項の整理。

続いて決算整理。貸倒引当金、減価償却。こちらについては大きな問題は無いかと思います。ただ注意して欲しいのが未達事項で売掛金32,000円というのが修正ありましたので、その32,000円計算間違いないようにだけ注意をしておきましょう。それを除いての確認っていうのは問題無いかと思います。なので売掛金250,000円、支店の100,000円、未達事項でのマイナス32,000円。に対して5%を設定する。ただし貸倒引当金、本店5,000円、支店2,500円、合わせて7,500円が元々設定されていたので、15,900円から本店、支店分を引いてあげて差額を繰入れてあげましょう。借方、貸倒引当金繰入、貸方貸倒引当金8,400円となります。同様に減価償却確認をしておきましょう。減価償却は定率法、償却率が20%、間接法を使っていますのでその点を注意して確認をしてみて下さい。まず本店分が90,000円ありますので、90,000円-減価償却累計額が26,000円。そして償却率をかけて、で、支店側40,000円、減価償却累計額が7,000円×20%、合わせたものが減価償却費として計上されます。借方、減価償却費19,400円、貸方、減価償却累計額19,400円。

そして内部取引の相殺。これは先ほどこちらで計算してもらった一致金額をそれぞれ相殺してあげて下さい。なので借方、本店、貸方、支店126,000円。そして借方、支店へ売上、貸方、本店より仕入260,000円。これで内部取引の相殺は終了。そして最後に内部利益の控除。これは期首商品、そして期末商品を計算。まず期首商品確認しておきましょう。本店の期首商品が90,000円、支店の期首商品が45,000円。そして(注)の2番、支店の期首商品の内、36,000円は本店から仕入れたもの。支店の45,000円の内、36,000円は本店からの仕入、残り9,000円が外部からの仕入。本店は全て外部からの仕入なのでそのまま90,000円。では内部利益はいくらか。本店から仕入れている36,000円から内部利益を算出。120分の20、これはどこから出てきたのかというと、商品棚卸高の(注1)本店は支店へ商品を送付する際、原価に対して20%の内部利益を加算していると。必ずそこをチェック入れておいて下さい。それを基に120分の20ってものが出ますので、内部利益は6,000円。期首商品を算定する際には、必ず内部利益を引き算。そして合計額が129,000円となります。同じように期末商品も求めてあげて下さい。(注3)ですね。これを確認して欲しいんですが、なお書きのところ。支店の期末商品棚卸高には未達分は含まれていない、という事は未達商品を足してあげなければいけない。未達商品って一体どこだったのか、これはこれですよね。未達事項の本店より仕入48,000円、これが未達商品になります。という事で未達商品、本店からの仕入分48,000円。これを基に内部利益を算定してあげて下さい。120分の20、11,600円が内部利益となります。そして内部利益は最終引き算をしてあげますので、期末商品の合計は176,400円。これが期首商品、期末商品の正しい金額となっていきます。

後はこれを基に損益計算書、貸借対照表を作っていくだけ。まずは損益計算書、期首商品、期末商品。これは先ほど計算してもらった、内部利益を引いた金額、129,000円、176,400円。そして仕入高、これは決算整理前残高試算表、当期商品仕入なので単純に本店の仕入、支店の仕入を足してあげて下さい。1,250,000円。続いて営業費、これぜひ注意して欲しいんですが、問題文の最後に注意書きとして、貸倒引当金の繰入、減価償却費は営業費に含めてあげると。なので決算整理前残高試算表の営業費260,000円と110,000円+貸倒引当金の繰入、原価償却費、その合計を書いてあげて下さい。そうすると397,800円になると思います。続いて売上高、売上高については860,000円+支店の749,000円、1,609,000円。後は貸借差額で利益を出してあげて下さい。当期純利益8,600円になります。

では合併貸借対照表の作成、こちらもそれぞれ計算してみて下さい。現金預金、本店、支店足した209,000円。売掛金、250,000円と100,000円。後未達事項であった32,000円、これを引き算して318,000円。残高試算表をスタートさせて修正仕訳、これをプラスマイナスした合計を載せてあげる。続いて商品、ここは期末商品を表します。期末商品については先ほど計算しました176,400円。内部利益を引いた金額になっていきます。そして備品、130,000円。続いて買掛金、貸倒引当金、残高試算表スタート5,000円+2,500円+決算整理の8,400円、合計15,900円になります。同じく減価償却累計額も残高試算表スタートの決算整理の19,400円を足して52,400円。そして資本金、そして貸借差額を剰余金として求めてあげて下さい。66,600円。これで完成となっていきます。よろしいでしょうか。

で、念の為ですね、この剰余金66,600円。今借方と貸方の貸借差額で求めて下さいと言いました。ただ、これ自分で計算しようと思ったら出す事は可能です。その出し方だけ簡単に説明をしておくと、決算整理前残高試算表の剰余金64,000円。いいですか、決算整理前残高試算表の剰余金64,000円と利益、当期純利益ですね8,600円-期首の内部利益、期首商品の中に含まれていた内部利益6,000円、これで算定する事が出来ます。決算整理前残高試算表の剰余金64,000円と当期純利益8,600円から期首商品に含まれる内部利益6,000円を引く。これで求める事が出来ます。このようにして検算出来る程度で覚えてもらってたら結構です。ここの詳しい中身については特に覚える必要はありません。単純差額で求めてもらえればOKと。ただ、こんな計算方法でも出せるんだという事で簡単に確認をしていただければと思います。

以上で本支店会計は終了となります。この本支店会計、冒頭でも言いました通り、非常に出題頻度として高い、総合問題として出題される頻度が高い項目です。2級商業簿記においての重要度は最高ランクだと思ってもらって結構ですので、ぜひしっかりと確認をしてみて下さい。また、本支店会計については通常の総合問題に比べて決算整理が非常に簡単です。ただ本支店会計特有の内部取引、未達事項、内部利益、こういった所がキーポイントとなりますので、ぜひ復習する際には本支店特有の項目をしっかりと確認してあげて下さい。

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