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簿記2級無料講座 内部利益の控除

内部利益というのは本店が支店に商品を送る時に付けた利益でした。この利益は1つの会社で見ると不要な利益なので控除しましょうと。では具体的にどのような形で利益の控除をしていくのか、少し説明をしていきたいと思います。本店は1個100円の商品を外部から2個仕入れました。そして120円で支店に2個販売。支店は140円で1個だけ販売した。このような取引だったとしましょう。では支店側で見てもらうと、1個だけ売残っていますから期末商品が存在します。これは120円で仕入れた商品が1個だけしか販売出来ていないので120円売残っているという事を意味してましたね。これを基に本店、支店それぞれでどれだけ儲かってるのかを一旦計算してみましょう。支店は支店で、本店は本店で儲けの計算をまずしてみます。

まず本店の売上、本店は支店に1個120円で商品を2個販売しています。なので240円の売上。この商品の原価がいくらなのか、それが1個100円で2個仕入れてるという事で200円が原価。売上原価200円。そして差引き40円が利益。ここまでよろしいでしょうか。では同じように支店側も確認してみましょう。支店の売上、これは140円の商品を1個だけ売ってるので、売上140円。じゃあ売上原価はというと、1個120円で仕入れてますので売上原価120円。では利益は、これは20円ですね。20円。そしてここから本支店会計、合併財務諸表の作成という事になっていきますが、考え方としてはこの本店と支店の損益、それを単純に足し算、合算となります。そうすると売上380、売上原価が320。利益は60円となっていきます。ただ、内部取引、この相殺が必要でした。

じゃ内部取引って一体どれかっていうとこれですね。本店と支店とのやり取り。本店では売上、支店では仕入。240円というのが記録されています。ではそれぞれ240円ずつ内部取引を相殺してあげて下さい。するとどうでしょう、売上140円、売上原価は80円、利益は変わらず60円となります。これが合併損益計算書になっていくよという事ですね。ここまでよろしいでしょうか。ただ注意して欲しいのが、よくよく考えて欲しいんですけども、法律上1つの会社っていう事はこういう事ですよね。今赤で囲ったこの枠で物事は考えていかなければいけない。A社という1つの大きいくくりで見た場合、このA社は140円の売上。この140円の商品、原価はって言われると100円ですよね。という事は本来あるべき姿というのは売上140円、売上原価が100円、利益は40円。これが本来あるべき姿になっていきます。ではどうでしょう。今見てもらった単純合算をしての内部取引相殺、最終の損益と本来あるべき姿の損益見てもらうと、利益が違いますよね。ではなぜ利益が違っているのか。実はこの売上原価が問題となっている。本来あるべき姿の売上原価は100円なのに対して、単純合算したものからの計算したものは80円。20円のズレが出てしまう。なぜこの20円のズレが出てきてしまっているのかというのを少し補足説明しておきます。

売上原価の計算というところを少し考えて欲しいんですが、売上原価は仕入勘定で行われます。で、商品を仕入れたのは外部からの仕入、100円×2個で200円ですね。200円。ただ売残った商品は期末商品として次期へ繰越されます。期末商品。では期末商品はいくらか、はい120円。じゃあ売上原価は、80円。だったら合ってるじゃないかと思うかもしれませんが、ちょっと待って欲しいんですね。外部から仕入れた商品は100円でしたね。けれども期末商品を見てみると120円。1個100円の商品を1個販売しただけ、じゃあ残った商品は本来100円のはずなんですが、なぜか120円になっています。そう、内部取引、もっと言うと内部利益が重要なキーワードになっています。この期末商品120円、確かに120円として記録はされていますが、この120円の中には本店が付けた内部利益が含まれてしまう。なので本来あるべき姿というのは、この期末商品は本来は100円でなければいけない。では余分な20円っていうのは内部利益として、計算する上では省いてあげなければいけないと。そうする事で売上原価はどうなるでしょう。仕入200円に対して期末商品は100円なので本来あるべき売上原価というのは100円です。なので売上原価100円とする事で利益40円というものが計算されてくる。つまり、本支店間での商品のやり取りで発生した期末商品、期首商品も一緒です。本支店間で発生した商品で期首商品や期末商品には内部利益が足されているので、この内部利益を一旦控除してあげる。利益を一旦控除、引くっていう事をして、正しい外部からの金額、仕入れた金額に直してから売上原価を計算して下さいね、という事がこの内部利益の控除になっていきます。

では例題を使ってこの辺りの計算を確認しておきましょう。期首商品及び期末商品に含まれる内部利益を計算しなさい。なお、本店は支店に商品を送付する際、ここチェック入れといて下さい。原価の20%の利益を加算、原価の20%の利益を加算している。そして本店、支店それぞれの期首商品、期末商品というのが載っています。で、問題文の続きですが、支店の期首商品には、支店の期首商品棚卸高のうち240円、及び期末商品棚卸高のうち480円は本店から仕入れたものであると。一旦ここで区切りましょう。そして、なお、期末商品に、期末商品棚卸高には未達分1,560円は含まれていない。1つ1つ確認をしていきますが、まずここですね、原価の20%の利益を加算していると。これはどういう事かというと、商品の原価、これを100とした場合、この100の原価に対して利益を上乗せしたいと。じゃ一体いくらの利益にすればいいのかというのがこれなんですね。この原価100を基準にして、20%の利益を上乗せしてくださいねっていう事は、利益は20。合計でいくと120になってきます。原価の20%の利益を加算っていうのは原価を100としたならばその100を基準に20%分の利益、つまり20を足してやる。なので全体でいくと、120というものが売上高になっていく。ここで言うと、内部振替価格ですね、振替価格になっていきます。

そして続いて、ここですね。支店の期首商品には240円、期末商品には480円本店から仕入れたものが入っている。ここですね。この中には本店から仕入れたものが240円、480円入っているよという事を意味しています。ではこの辺りを含めて具体的な計算をしていきましょう。まず期首商品から。本店と支店の期首商品をそれぞれ確認してみましょう。期首商品棚卸高、本店は2,000円、支店は4,000円です。そして支店はこの400円という商品ですね、本店から仕入れたものと、外部から仕入れたものとがあります。で、問題文に書かれているように240円ですね。期首商品棚卸高のうち240円を本店から仕入れているよと。という事は160円は外部から仕入れた商品だよと。また本店に関しては、全て外部から仕入れていますので外部仕入が2,000円。さて、内部利益はいくらなのかというと、注目をして欲しいのがここです。内部利益というのは本店から仕入れた商品に含まれていますので、支店が本店から仕入れた期首商品240円、この中に内部利益が含まれている。では一体内部利益いくらになるのか。それを計算する手がかりというのが先ほどのこの箱の図になります。原価を100としたならば、利益は20%上乗せした20円。これを割合計算でいくと、利益は単純に120分の20という計算になります。つまり消費税でやった計算と同じ計算になっていく。消費税は105分の5でしたよね。内部利益に関しては120分の20、このような割合で計算をしてもらえれば簡単に内部利益を算定する事が出来ます。という事でこの240円に対して120分の20、40円が内部利益となります。という事で期首商品に含まれる内部利益は40円。で、さらに補足として、この期首商品、実際にいくらになるのか計算をしてみましょう。あくまでも内部利益は不要な利益という事で控除、引き算してあげなければいけません。ですから2,000円+160円+240円-内部利益の40円、トータル2,360円が本来あるべき期首商品の金額となっていきます。

では続いて期末商品。期末商品も期首商品と同じように本店と支店に分けて集計していきましょう。本店の期末商品3,500円、支店の期末商品600円。では、支店は外部から仕入れたものと本店から仕入れたもの、それぞれいくらあるのか確認してもらうと、支店の期末商品のうち480円を本店から仕入れている。残り120円は外部。支店の600円のうち480円は本店からですね。残り120円が外部からの仕入。そして本店は全て外部からの仕入となっています。ここまでよろしいでしょうか。そして問題文のなお書きよりも後に注目して欲しいんですが、なお、期末商品棚卸高には未達分1,560円は含まれていない。これは未達取引のところで本店から仕入れた未達分っていうのがありましたよね。あれを意味しています。本店から仕入れた商品が未達分という事は、まだ支店では仕入れていなかったという状態だったので当然の事ながら販売は出来ていません。という事は売れ残りとして期末商品の中に入っていきます。ですから未達分、つまり未達商品。これは本店から仕入れたものとして1,560円ちゃんと計算に含めてあげる必要があります。で、内部利益に関しては、やはり支店が本店から仕入れたこの商品が該当すると。では同じように120分の20円で計算をしてあげて下さい。よって340円となっていきます。そして最終ですね、この内部利益というのは期末商品を求める為に控除していきますので、5,320円、これが正しい期末商品の金額となっていきます。このようにして期首、期末商品、または内部利益というものが計算されていきます。内部利益の控除、これは内部利益の金額を計算して、正しい期首商品、期末商品を計算する為に引き算してあげる。これがポイントになっていきます。それでは本支店会計最終目標である合併財務諸表の作成に移りたいと思います。ではこちらも例題を使って確認をしていきましょう。

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