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簿記2級無料講座 補助部門費の配賦

補助部門費を製造部門に配賦という事で2つ目のステップ2つの方法があります。直接配賦法、相互配賦法。この2つの方法を用いて計算をしていきます。試験においてどちらが出るのかと言いますと、直接配賦法の方が出題頻度は高いんですが、相互配賦法も過去出題されていますので、どちらも難しい内容ではありませんので出来るようにしておいて下さい。

ではまず直接配賦法、一体どのような計算をしていくのかということですが、この部門費集計表、今は何も書いていませんが、これ実は先ほどのこちらの続きですね、この集計表のさらに下側にこの表があると思っておいて下さい。先ほど第1次集計が終わった後で合計出しましたよね、部門費の合計。これが先ほどの240,000円でした。そして各金額を埋めておきますが、ここから何をしていくのかというと、ここですね。補助部門の部門費合計、これを製造部門に配賦していく。なので修繕部と工場事務部、600,000円、160,000円とありました。で、後はこの2つをそれぞれの製造部門へ配賦していく。これだけです。で、分ける基準っていうのは問題の資料とかに載っていますので、その基準を基に分けてあげる。直接配賦法というのはこのような計算方法です。

では相互配賦法っていうものは一体何なのか。また同じように金額を書き込んでおきますが、まず補助部門の2つありますね。この2つの補助部門を製造部門に分けていく。ただ少し違うのが、ワンクッションある事をして、製造部門に配賦していくっていうのが相互配賦法の違いです。どういう事かと言いますと、修繕部、工場事務部、これを分けるというのは変わりありません。先ほどと違うのは、確かに補助部門かもしれませんが、この補助部門っていうのは何も製造部門だけにかかってくるのではない。製造部門以外にも、もちろん自分の部門以外ですよね、修繕部であれば製造部門と工場事務部にも関わっている。同じく工場事務部。製造部門に関わってはいますが、それだけではなくて修繕部にも何かしらの関わりがある。このようにして自分の部門以外の部門にやはり色々な関わりがあるのでその関わりのある部門には、ちゃんと分けてあげようと。例えば金額は今適当に入れておきますが、修繕部であれば製造部門と自分の部門以外の工場事務部に分けていく、工場事務部であれば製造部門とそれ以外の、自分以外の修繕部にも分けてあげようと。そして補助部門、600,000円と160,000円はそれぞれ分けてしまったんですが、ここですね。1回目の配賦で10,000円と100,000円に分かれました。修繕部10,000円、工場事務部100,000円。まだ金額が残っているという状態です。そして後は先ほどの直接配賦法と同様に修繕部、工場事務部それぞれまだ金額残っていますが、ちゃんと分けてあげましょう。これについては後は製造部門へ直接分けちゃいましょうと。すると6,000円と4,000円、80,000円と20,000円という風に金額が分かれていくよと。

違いは大丈夫でしょうか。直接配賦法っていうのは修繕部、工場事務部つまり補助部門はあくまでも製造部門の補助だから直接製造部門にだけ分けてあげようという方法が直接配賦法。非常に簡単な方法です。一方、相互配賦法というのが、補助部門同士でもやり取りがあるんだったらそのやり取りを1度は計算の中に考慮してあげて、まずいったん関係のある部門には全部分けてあげようよと。続いてまだ残っている金額があれば後は直接配賦法と同様に製造部門へ分けてあげようと。この2段階に分かれて配賦していくのが相互配賦法となっていきます。

それでは具体的にどのような計算になっていくのか、例題を使いながら見ていきたいと思います。次の資料に基づき、ここチェック入れて下さい。直接配賦法によって補助部門費を製造部門に配賦し、製品A及び製品Bの製造間接費配賦額を計算しなさい。補助部門費の配賦資料は次の通りである、という事で先ほど補助部門費、何かしらを基準にして分けると言いましたが、それがここの資料です。こちらの下側にある時間については後ほど細かく触れていきますので、今は参考程度に見ておいて下さい。今見て欲しいのはこちらですね。修繕部、工場事務部は何を基準にして分けるの?修繕回数と従業員数を基に分けましょう。で、修繕回数が載っています。従業員数が載っています。そしてその下側に部門費集計表、これを基にして各補助部門を製造部門へ分けていきますが、ここの金額、今載っていません。これは先ほどの皆さんに計算をしてもらった最初のやつですね、こちら。部門個別費、部門共通費分けましたよね。この分けたこのデータを基に金額を使っていきたいと思います。そしてまずこの部門個別費ってのはこの3つの合計ですね。部門個別費ってありますが、この部門個別費は3つの合計をいったんそのまま移して下さい。

はい、部門個別費は以上と。そして部門共通費、こちらも同様に先ほどの1番最初にやったここですね、このデータをそのまんま移して下さい。こちらは合計をせずにそのまま移してあげて下さい。

そしてその下ですね、部門費の合計、縦の合計をそれぞれ出してあげましょう。

はい、このようになっていきます。つまり第1段階としてやってきた個別費と共通費のこの下になるわけですよね。で、今から見ていくのはここの下側、第2段階の配賦っていうものをやっていきます。で、注目して欲しいのが補助部門費、修繕部門は600,000、工場事務部門については160,000円。あとは、直接法だったので製造部門だけに分けてあげたらいいと。補助部門の下側についてはもう考慮する必要はありません。では配賦基準の確認をしておきますが、ここですね。修繕部については修繕回数、工場事務部は従業員数。ここの製造部門の2つだけを見てあげればいいわけですので、こちらについてはもう無視。という事は修繕回数でいくと20回、20分の12回、20分の8回となります。従業員数は40人なので40人分の20人、40人分の20人という配賦基準で修繕、工場事務を分けて下さい。600,000円分の20分の12、600,000円分の20分の8となります。で、工場事務部については160,000円分の40分の20、40分の20。このように分けられていきます。そして最終的に部門費の合計、こちらについては、それぞれ出したこの部門費と、今配賦してもらった補助部門の金額を足してあげて下さい。それぞれ金額大丈夫でしょうか。で、後はここですね、1,340,000円、1,060,000円と第1製造部門、第2製造部門の金額が計算されました。ここまでで先ほどのこの一連の流れを見ていくと、②番のこの第2次集計までが終わった状態です。補助部門から製造部門に配賦した第2次集計までが終了したのがこの状態です。そして最終、第3次集計として製品へこの製造間接費を分けていくという作業が必要となります。で、それを分ける基準というのがこちらですね。第1製造部門、第2製造部門、それぞれ第1製造部門の場合は製品Aへ20時間、製品Bへ30時間、合計50時間かかっている。第2製造部門は60時間と40時間、合わせて100時間かかっている。これを基にそれぞれの部門費を分けていきましょう。第1製造部門は1,340,000円でした。これをAとBに分けてあげます。50分の20時間、50分の30時間、よって536,000円と804,000円。同じく第2製造部門1,060,000円、これは100分の60時間と100分の40時間に分けられます。なので636,000円と424,000円。後はそれぞれを合計してあげて下さい。製品Aにかかる製造間接費は1,172,000円、製品Bにかかる製造間接費は1,228,000円となっていきます。これが直接配賦法となっていきます。

引き続き相互配賦法について同じ金額を使いながら見ていきたいと思います。違うのはここだけですね、相互配賦法で計算してる。後のデータとしては同じですね。なので気にせずこちらの表を見て下さい。また金額が載っていません。こちらについてはこちらの直接配賦法のここまでですね。ここと同じ金額をそのまま使って下さい。はい、それではここから具体的な計算方法を見ていきますが、相互配賦法もやはり補助部門、この補助部門費を製造部門へ配賦する、こちらについては一緒。ただ違うのは1次配賦と2次配賦という事で2段階に分けて配賦をしていく。特に1次配賦に関しては補助部門間でも何かしらやり取りがあったんであれば、そのやり取りを考慮に入れてちゃんと配賦していこうじゃないかというものになっていきます。ですから修繕部、工場事務部、それぞれを配賦していくにあたり、こちらの配賦基準を基に計算していきましょう。で、修繕部、修繕回数、こちらは製造部門でしかありませんので20回分の12回、20回分の8回となります。工場事務部、こちらについては従業員数を基に計算をしていきます。ですから合計をすると52名ですね、52名。ただし注意して欲しいんですが、確かに相互配賦法、補助部門間でやり取りあったのならば配賦しましょうってお話しましたが、自分の部門に関しては配賦をする必要がありません。あくまでも自分の部門以外の所に配賦をしていく。という事はこのまま集計を、按分計算をしてしまうと、工場事務、自分の部門の2人を含めた形になってしまいますのでここは52人ではなく、50。自分の部門については含めないで計算をしてあげて下さい。ここだけ注意していただければ後は問題ないと思います。

では金額確認ですが、修繕部門、こちらは20分の12回と20分の8回に分かれていきます。そして修繕、工場事務部については修繕は無かったので金額無し。工場事務部については従業員数になりますので50分の20、50分の10となっていきます。工場事務部門、自分の分については配賦しませんので、バーを入れてもらって後は合計を出してあげて下さい。32,000円、ここは0円。そしてさらに2次配賦として修繕部、工場事務部を配賦してあげて下さい。で、工場事務部については0なので配賦する必要はありません。修繕部門についてはまだ32,000円残っていますのでこの32,000円については直接配賦法と同じように製造部門だけに配賦してあげて下さい。なのでここは考慮しなくていいと。で、修繕部に関しては修繕回数20回分の12回と20回分の8回として計算を行なってあげて下さい。後はそれぞれの合計求めてあげて下さい。第1製造部門、第2製造部門のそれぞれの製造間接費の合計1,343,200円、1,056,800円となります。で、後は第3次集計として製品AとBに分けていく。それがこちらの時間を基準に分けましょうという事でした。第1製造部門については50時間、第2製造部門が100時間という事で1,343,200円これを50分の20時間と50分の30時間にA製品、B製品として分けてあげて下さい。そして第2製造部門、1,056,800円これは100時間分の60と100時間分の40時間。634,080円、422,720円。そしてそれぞれを合計してあげて下さい。そして最終A製品の製造間接費が1,171,360円、B製品が1,228,640円となります。直接配賦法と見比べてもらうと金額どうでしょう、やはり少し違ってくると思います。相互配賦法については、補助部門間のやり取りっていうのが一度考慮されるところですので、その分金額が少し変わってくるという事をぜひ注意してあげて下さい。

以上で部門別計算については終了となります。予定配賦なんかも絡んできてですね、配賦差異の計算をしなさいとかという事も過去何度か出題されていますので、ぜひ何度か練習問題をしたり、過去問をしっかり解答して計算出来るようにしておいて下さい。

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