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簿記2級無料講座 製造原価報告書の作成

では、次の資料に基づいて3月1日から3月31日までの月次製造原価報告書及び損益計算書を作成しなさい。そして3月1日、3月31日、最初の資料Aのところですが、これは棚卸高という事で材料、仕掛品、製品の月初と月末の金額を表しています。そして3月中の取引という事で材料の購入高、賃金、そしてその下側には補助材料、水道光熱費、減価償却費の資料が載っております。で、また資料C、確認をしておいて下さい。製造間接費は直接賃金を基準としてその40%にあたる額を各指図書に予定配賦し、配賦差異は売上原価に振替えている。ここですね。直接賃金を基準にしてその40%を配賦している。このような配賦基準というものが問題上要求されてくるという事もありますので、必ず問題文のチェックを忘れずに行って下さい。それでは早速具体的な集計、これをしていきたいと思いますが、実際にどのようにやっていくのかと言いますと、工業簿記の基本的な流れっていうのをずっと確認してもらってたあの図ですね、勘定が載っている図。これをうまく活用してもらいたいと思います。そして解答用紙を見てもらうと、今回は直接材料費、直接労務費、製造間接費。つまり表示方法が2つあったと思いますが、2つ目の直接と間接に分けて集計しいていくという内容です。という事は、勘定として何が必要なのか。では先に勘定を書いておきたいと思います。勘定としては7つ書いていますが、それぞれ直接材料、間接材料、直接労務費、間接労務費、そして経費。今回は経費に関しては全て間接となっていきます。なぜかというと、先ほど見てもらったこちらの中に外注加工費、これがありませんよね。外注加工があった場合にはそれは直接経費。ただそれ以外の経費に関しては間接経費となっていきますので、そういったところも併せて確認をしてみて下さい。

ではこれらを先ほどの勘定に集計していきますが、まず材料費から見ていきましょう。原材料として3月1日60,000、3月31日66,000円。月初60,000、月末66,000円、原材料の購入高が540,000円、そして補助材料として30,000円という事は、直接材料、月初が60,000円で、月末が66,000円でした。購入高が540,000円、当月分という事ですね、当月の購入高が540,000円。この差額が消費高となっていきます。同じように間接材料。ただ間接材料については月初、月末はありません。当月分として30,000円、補助材料費がありました。これがそっくりそのまま全て使われるという事で、消費30,000となっていきます。では同様に直接労務費、間接労務費、こちらを見ていきますが、直接労務費は直接賃金、間接労務費は間接賃金となっていきます。賃金のところを思い出して欲しいんですが、未払いというのが調整として入ってきますので、この未払いについて十分注意をしておいて下さい。3月1日の未払額、3月31日の未払額、実際に当月支給した金額が900,000、そして月末の未払額、これが180,000、そして月初の未払額、前月の未払額が204,000円、で、消費額については調整後の金額を差額で求めて下さい。876,000円と。

同じく間接労務費についても集計していきましょう。当月の支給額が240,000円、月末の未払い42,000円、月初の未払い30,000円、差額の消費額252,000円となります。3つ目の経費として今回は水道光熱費と減価償却費、これが経費になっていきます。水道光熱費、減価償却費、これがそのまま消費となっていきます。57,900円。そして後は工業簿記の基本の流れとして、直接原価は仕掛品へ間接原価は製造間接費へ分けていきます。なので直接材料費、直接労務費、この2つはそれぞれ仕掛品へ、間接材料、間接労務費、経費、この3つは製造間接費へ集計されていきます。ただですね、仕掛品で注意して欲しいのが、仕掛品は月初月末仕掛品がありますのでこれを必ず集計しておいて下さい。当月分については先ほど計算された材料費、労務費を載せてあげましょう。仕掛品の月初が372,000円、月末が249,000円。完成品の計算をしたいんですが、その前に製造間接費、この配賦がありますので製造間接費の計算をしておきましょう。製造間接費は材料費、労務費、経費を合わせた合計。ただし今回は先ほど資料Cのところで製造間接費は直接賃金を基準にして40%を配賦している。その直接労務費っていうのが876,000円でした。ですからこの876,000円の40%を製造間接費から仕掛品へ配賦されていく。350,400円。で、ここですね。実際の金額と予定配賦した金額計算してみて下さい。するとどうでしょう、実際の金額が339,900円。予定配賦額が350,400円、という事は実際の金額の方が少ないわけですね。実際の合計額は339,900円となります。という事は予定から実際を引いた金額、10,500円。これが差異として、今回は予定の方が金額が大きくて実際の方が金額が少ない。こちらが予定になりますが、この予定よりも実際の方が少ないという事で10,500円の差異は有利差異、貸方差異と言われていきますので、この辺りももう1度確認をしておいて下さい。

そしてまた仕掛品に戻りますが、月初、当月、月末と出揃いましたので、後は完成品、差額で求めてあげましょう。1,883,400円。これで集計が一通り完了となっていきます。ではここまで出来たら後はこれをそのまま製造原価報告書に移していく。それだけです。では製造原価報告書どんどん埋めていきましょう。先ほどの箱の図、勘定の流れ、これを横に見ながら、製造原価報告書、まず直接材料費、月初が60,000円でした。仕入高が540,000円。合わせて600,000。月末が66,000円、差引き534,000円が材料費の消費高。これの足し算と引き算を間違わないようにだけ注意をして下さい。直接労務費はそのまま金額だけとなりますので876,000円。そして製造間接費、これは間接材料、間接労務費、そして経費とそれぞれを合計してあげて下さい。間接工賃金、補助材料、水道光熱費、原価償却費、この4つの合計を製造間接費の合計として載せてあげましょう。339,900円。そしてこの3つの合計を出してあげて下さい。1,749,900円。

で、ここで少しだけ注意が必要です。何かと言うと、製造間接費は予定配賦をしておりました。予定配賦。先ほど計算をしましたが、予定配賦額は350,400円。ただこの製造原価報告書を見ると、339,900円と実際の金額になってしまっています。もしこのままいっちゃうと、金額が少しズレた状態で資料が作成されてしまいますので、どうすればいいのかというと、製造間接費の合計額と製造間接費配賦差異の合計額が予定配賦額になればOKです。339,900円と配賦差異を足した合計が予定配賦の350,400円になるように計算をしてあげればいい。差異については10,500円でした。で、私が言いたいのはここでプラスにしますかマイナスにしますかって話なんです。339,900円と10,500円を足したらいいのか引いたらいいのか。今回は予定の350,400円にする為には足し算しなければいけないよという事でプラス。もしこれが引き算なら予定差異についてはマイナス処理をしてあげて下さい。なので3つの合計を出しました。その後、配賦差異を今回足して当月製造費用にしてあげて下さい。1,760,400円。で、後は仕掛品、月初372,000円、そして月末249,000円。月初は足して、月末は引く。これで当月の製品製造費用を計算してあげて下さい。で、どうでしょう、仕掛品、先ほど作ったこの仕掛品と金額一致していませんか。で、注意が必要なのがやはりここの差異の取扱い、なぜ10,500円のこの差異を足し算したのかというところでいくと、この仕掛品の金額に、特にこの予定配賦の金額に合わせるという事でこのような処理をしています。ぜひ注意をして下さい。

そして製造原価報告書については以上で終わりなんですが、やはり財務諸表という事なので損益計算書も作っていくっていうのが過去の出題例からいくと非常に多いです。なので損益計算書も合わせて見ておきましょう。損益計算書、売上高が2,100,000円。月初の製品が300,000、せっかくなので月末の製品も載せておきましょう。問題文のところ、製品3月31日240,000円ですね。後、もう1つ当月製品製造費用、1,883,400円。これは損益計算書の当月製品製造原価、ここに移されます。で、後はいつも通り、期首を足し、期末を引く。売上原価の計算をしてあげて下さい。で、ここで原価差異。先ほど製造間接費の差異のところで計算をしましたが、10,500円の差異がありました。じゃあこの差異、足すのか引くのか。有利差異、不利差異によって売上原価に加算するのか減算するのか、プラスするのかマイナスするのかっていうのは過去に、差異の取扱いでやってますね。少し思い出して欲しいんですが、有利差異は会社にとって有利、会社にとっての有利っていうのは利益が出る。利益が出るという事は費用は逆にマイナスなので原価差異、有利差異についてはマイナス。1932,900円。後は売上高から売上原価を引いて167,100円を求めてあげましょう。そして販売費、一般管理費の引き算、最終77,500円が営業利益となっていきます。以上が製造原価報告書の作成になっていきます。で、この製造原価報告書を作成する上で、やはりネックとなってくるのがこの差異の取扱いなんですね。で、製造原価報告書を作成する時には予定の金額に合わせる為の調整、そして損益計算書を作る時には有利か不利か、これを考えてもらう。もっと言うと、製造原価報告書では予定にしてたんだけれど、最終、損益計算書は実際の金額に合わせなければいけないので、プラスとマイナスが、それぞれ相殺されてプラマイゼロ、つまり実際の金額に直った損益計算書になるよと、もう1度復習してみて下さい。

以上で製造原価報告書、もう1つの財務諸表の作成については終了となります。ここまでは工業簿記のほんとに基本的なところをずっと見ていきました。で、そのまとめとしての財務諸表になってきますので、今1度ですね製造原価報告書の作成並びに差異の取扱い、あとやはり苦手とする材料、労務費、経費それぞれの各論点ごとの内容も含めて復習をしてみて下さい。

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