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簿記2級無料講座 工程別総合原価計算

引き続き内容を進めていきましょう。続いて見ていく総合原価計算は工程別総合原価計算となります。工程別っていうのは1個の工程ではなく、第1弾、第2弾、多い場合は第3弾という事で第1工程、第2工程、第3工程というように1回の工程ではなく、2回、3回と連続していくような場合に使われる原価計算です。例えば天ぷらを揚げると考えてもらったらイメージしやすいかと思いますが、天ぷらを揚げる場合、まず卵を付けて、衣を付けて、油で揚げるという3つの工程があります。最初に第1工程として卵に付ける、第2工程として衣、まあパン粉ですよね、パン粉に付ける、そして第3工程、油で揚げる。このように作業工程を分けている場合には工程別総合原価計算っていうのが使われていきます。

では具体的な内容をまたレジュメで見ていきましょう。それでは工程別総合原価計算、内容を見ていきますが、先ほども説明したように1個の工程ではなく、2つ、3つと工程が続いていく場合にはこのような工程別総合原価計算というのが用いられます。まずこちら左側が0%から100%だった場合、これを第1工程。そして第1工程で完成したならば、続いての第2工程へ進んでいく。で、この中身については今までの総合原価計算と同じように材料費、そして加工費に分かれていきます。けれどもここからが少し違っていまして、第1工程で完成したものはこの後第2工程へ移ります。で、第2工程になると、第1工程で完成した製品が材料費と同じ扱いがされてきます。ここで注意して欲しいのが、この第2工程で計算されるこの金額を前工程費と言っていく。材料はもう最初に投入してしまえば後は変わらない。ただ加工費が上乗せされていったという事でしたよね。で、第2工程に移ればさらにその上に加工費が乗っかってくる。けれども第1工程で完成したものについてはそれ以上増えないという事で、材料費と同じ形で計算をしていきますが、呼び名が前工程費と変わっていくんだというところをぜひ注意して下さい。ちなみに第1工程で完成している製品の事を半製品、半分の半に製品と書いて半製品と呼んだりします。そういった表現も出てくる可能性ありますので覚えておいて下さい。第1工程まで完成した製品の事を半製品と言っていくんだよと。

そして勘定の流れも確認しておきましょう。第1工程、第2工程と繋がっていますが、第1工程で完成したものは第2工程に行く。どこと繋がっているのか。それはここですね。当月分と繋がっています。で、なぜこんな事を言ってるのかというと、第1工程の完成した数量が例えば500個だったとしましょう。で、第2工程の仕掛品、当月投入量が?となってるケースがあります。で、この?になってるからといって問題解けませんなんていう事を言ってくる子がいるんですね。けれどもよくよく考えてもらうと、第1工程の完成したものが第2工程へ当月移っているわけですから、ここの個数っていうのは第1工程の完成と同じ個数500です。ぜひこの点だけ要注意しておいて下さい。後は総合原価計算ですので単純総合原価計算と同じように箱の図作って計算してもらうだけ。これだけを注意いただければスムーズに解答出来るかと思います。

それでは例題を使って計算の確認をしておきましょう。次の資料に基づき工程別総合原価計算表を完成しなさい。そして第1工程、第2工程と載っています。で、括弧の中は進捗度を表している。材料はずべて始点で投入。原価配分方法は平均法。ここチェックを入れておきましょう。平均法。そしてもう1つ必ずチェック入れて欲しいのが、第1工程の完成品。第1工程の完成品と第2工程の当月投入。必ず繋がっているんだという事をもう1度押さえておいて下さい。そして工程別総合原価計算表となっています。で、原価データっていうのがどこにあるのかというと、問題文の資料には一切原価データは載っておりませんが、このように解答用紙に直接書かれているという事があります。問題用紙を見て原価データが無いから解けませんではなく、こういった場合には解答用紙を必ず見て、そこから拾ってあげて下さい。

で、実際に計算を見ていきますが、箱の図をまた描いて計算をしていきましょう。工程別総合原価計算の場合には横並びにしていくと非常に計算が楽です。第1工程と第2工程、では数量入れていきましょう。そしてそれぞれの換算量はこのようになっていきます。第2工程、このようになっていきます。では計算と入ってきますが、金額、工程別総合原価計算表の中にある金額を拾っていきましょう。材料が950円、加工費が2,250円、当月83,000円、加工費5,400円。第2工程も書いておきましょう。第2工程、全工程費が5,100、加工費が1,300、当月の全工程費、ここは後ほど計算をします。加工費が8,600。ここまで集計出来れば後は通常の総合原価計算と一緒です。平均法となりますので平均単価を求めてあげて下さい。材料費の平均単価が15.5円、加工費9円。後はそれぞれの単価をかけてあげましょう。ここまでよろしいでしょうか。で、ここから重要になってきますが、第1工程で完成したものについては第2工程の前工程費になっていきます。第1工程で完成した原価は第2工程の当月前工程費になっていきます。19,600円。ここだけ注意してもらえれば、後は平均法なので先ほどと同じように平均単価を求めて完成品、月末仕掛品を計算してあげて下さい。平均単価はそれぞれ26円、11円となりますので前工程費、加工費それぞれ完成品、月末仕掛品はこのようになっていきます。ポイントはここですね。第1工程の完成したものは第2工程の前工程費として当月分計算されていく。後は原価計算表を作成してあげて下さい。

はい、工程別総合原価計算表は以上となります。念の為、ここですね。第1工程の完成品総合原価、これは第2工程の前工程費へ移っていく。ここだけ注意していただければ大丈夫です。以上で工程別総合原価計算は終了となります。総合原価計算の主な計算方法は一通り確認が出来ました。計算方法自体は大きく変わりありませんのでもう一度各論点のポイントを復習してみて下さい。

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