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簿記2級無料講座 直接材料費差異・直接労務費差異

タイトルが直接材料費差異・直接労務費差異とありますが、ここですね。原価差異、この原価差異を細かく分析していこうというのが今から見ていく内容です。もっと言うと標準原価計算というのはここがメイン論点。試験の出題という意味ではメイン論点になってくると思ってもらったら結構です。ではどういったものがあるのか。原価差異を細かく分析するとまずは3つに分かれる。そのうちの2つがタイトルにもあったように直接材料費差異・直接労務費差異になっていきます。直接材料費差異・直接労務費差異。そして3つ目、これが製造間接費差異となっていきます。そしてさらに各3つの差異を分解していきます。まず直接材料費差異、これは価格差異と数量差異に分かれていきます。単価と数量ですね単価と数量。労務費も一緒です。単価と数量に分かれていきます。賃率差異、そして作業時間差異。で、3つ目の製造間接費差異、これは3つに分かれていき、1つ目は予算差異、そして2つ目が能率差異、最後3つ目が操業度差異。この3つに分かれていきます。なので最終的には7個ですね、7個の差異を計算していこう。これが標準原価計算のメイン論点になっていきます。

まずはこの直接材料費差異・直接労務費差異を見ていく。具体的には例題を使いながら確認をしていきましょう。次の資料に基づき直接材料費差異及び直接労務費差異を計算し、再分析をしなさいと。製品M1個あたりの標準原価は次の通りである。1個あたりのデータっていうのがここに載っております。続いて生産データ、当月の実際データは次の通りである。ではまずここで確認をしておかないといけないのが、標準原価を計算しておくという事です。この原価カードは1個あたりの原価を計算されているだけですので、要は当月どれだけ原価かかるのかというのを生産データを基に算出していかなければいけない。つまり期間標準原価を計算しておこうねというのが第1ステップになります。で、期間標準原価、これは当月投入でしたよね。ただ、換算量の計算が必要となりますのでまずは集計してみましょう。それぞれの換算量でいくと月初が3個、月末は12個、完成品は240個。よって当月投入が249個となります。で、期間標準原価は何度も言いますが当月投入ですね、1個あたり材料費は12,000円なので250個×12,000円、労務費、これは換算量となりますので249個×4,400円となります。これで標準原価の計算は終了。続いて実際原価の計算。実際原価については直接材料費、直接労務費もう載っておりますので、これを単純にかけて計算をしてあげて下さい。そうすると標準原価、実際原価、この差額が差異として現れてきます。で、まず直接材料費差異、こちらから確認しておきましょう。直接材料費、標準原価は250個ですね、250個×12,000円、3,000,000円となります。材料費の標準原価3,000,000。材料費の実際原価が620円×4,900キロ、3,038,000円となります。で、標準-実際、標準-実際、-38,000円。これが直接材料費差異になります。で、有利か不利かを記入という事で-38,000円なので不利差異。では同じように労務費、計算してみましょう。標準原価は249個×4,400、1,095,600円、そして実際原価が1,050円×1,000時間、1,050,000円となります。で、標準-実際、45,600円、45,600円となります。で、今回プラスなので有利差異。よろしいでしょうか。このようにして直接材料費差異・直接労務費差異の算出を行ってあげて下さい。

で、この後ですね、この直接労務費差異・直接材料費差異をさらに分解して、価格差異、数量差異、賃率差異、作業時間差異に分けてあげる。これを分ける時に通常の算式だけでやっていくと非常に計算が大変です。そこでもっと簡単に計算が出来るようにやはり箱の図を使って算定をしていきますので、その箱の図を一緒にですね作りながら計算を確認していきましょう。まずは直接材料費差異を算定していきます。箱の図を使って計算をしていくと言いましたが、まず縦軸ですね、縦軸。そして横軸と分かれていきます。で、縦軸は材料費の単価、材料費の単価。そして横軸が数量となります。

では実際に確認をしていきますが、単価×数量で材料費の金額。で、まず実際データをちょっと見て下さい。実際の単価っていうのが620円。実際の消費数量が4,900キロ。これの面積計算して下さい。620×4,900、そうする事で実際に材料費を計算する事が出来ます。ここからですね価格差異と数量差異、算出していきますが、まず価格差異について見ておきましょう。価格差異というのは価格、つまり単価ですね、単価のズレを見ていきます。で、1個あたりの材料費ですね、材料費1キロあたりの単価、これですね。材料費1キロあたりの標準600円なので、これですね。1個あたりの標準単価が600円でした。これを単純に計算してあげるといくらのズレがあるでしょう。1キロあたり20円のズレ、20円×4,900キロ、これが価格差異となっていきます。金額にすると98,000円。ただ、有利か不利かの判定をしなければいけません。有利か不利か。その時必ずルールとして覚えて欲しいんですが、標準、目標ですよね。目標の標準金額から実際の金額を引く。標準から実際を引いてプラスかマイナスか、なので600円-620円×4,900キロ、-98,000円なので不利差異となります。

では続いて数量計算です。数量。こちら見て欲しいんですが原価カード。標準消費量20キロとあります。この20キロっていうのは製品1個作るのに20キロかかるよという事です。製品1個作るのに20キロかかります、で、今回生産データを見てもらうと、250個、当月ですね。250個を作る予定だよと。じゃ250個作る為に材料は何キロ必要でしょうか。250個×20キロですね。250個×20キロで5,000キロ必要となってくる。まあこれが目標、標準の消費数量となってくるわけです。で、先にちょっと図を描いておきますが、250個×20キロ、5,000キロ。この図を見てもらうと、4,900キロ、5,000キロ。なぜ5,000キロが箱の図の内側に来てるのと思うかもしれませんが、これが標準原価計算を計算する時のルールとして1つ覚えて欲しいんですね。箱の図を作る時に内側の数値、データですね。内側のデータを必ず標準にして欲しいんです。この大きさ、数値の大きさではなく、内側の箱を標準の金額、外側の箱を実際の金額に統一して作って下さい。そうする事で内側の標準から実際を引いてプラスなら有利、マイナスなら不利と計算しやすい箱の図になってくるからです。という事で標準、この5,000キロに対して実際は4,900キロでした。差引100キロ分のズレ×1個あたりの単価が600円、60,000円ですね。これが数量差異となっていきます。ではこれは有利か不利かという事で、標準から実際を引いたら今回プラスなので有利差異となります。よろしいでしょうか。念の為、この内側の四角、600円×5,000キロ、3,000,000、この3,000,000というのが標準原価になっていきます。標準原価。そして外側の大きい箱の金額を実際原価と言っていくよと。なので実際原価については先ほども計算してもらった3,038,000円ですので、この標準と実際の差額を分解したよという事になります。では金額確認ですが、価格差異、これが98,000円。数量差異が60,000円。それぞれ不利差異、有利差異でした。で、この2つを見てどうでしょう。不利98,000円、有利60,000円。そのトータルとして不利38,000円。こんな形で見る事が出来ます。38,000円の不利差異を分解すると価格は98,000円の不利、数量は60,000円の有利。という事はこの会社、材料の1キロあたりの単価、ちょっと高いものを買いすぎたんじゃないか、という事を分析する事が出来ます。こういった形でちゃんと適切な材料を仕入れているかどうか、数量で言えばちゃんと管理出来ていたから有利だったよと。じゃこのまま引き続き管理を厳重にしようね。そういった事をここから読み取る事が出来るようになります。

では同じように直接労務費差異、これを計算してみましょう。直接浪費差異。これも直接材料費差異と同じように箱の図を描いて計算していきます。この辺りの計算は一緒です。縦軸が単価、横軸が今回は時間になります。実際の賃率1,050円、実際の時間が1,000時間働いている。では実際原価は1,050,000円だよと。ではまずはそこから分析をしていきますが、単価、賃率から確認をしていきます。標準賃率は1,100円、標準賃率は1,100円。この差額分が賃率差異となります。何度も言いますが、標準金額から実際を引いたのが今回はプラスなので有利差異となります。で、続いて時間、標準時間、これが今回1個あたり作るのに4時間かかる。原価カード確認して下さい。1個作るのに4時間かかる。そして当月は換算量249個作るよと。なので249×4時間、996時間となります。996時間。そしたら996時間-1,000時間×1,100円、4,400円の差異。これが作業時間差異となります。作業時間差異。で、内側、標準賃率、標準時間、それぞれを掛けてあげると標準原価、1,095,600円となります。ちなみにこの作業時間差異についてはマイナスという事で不利差異となりますので、忘れずにこれも集計してあげて下さい。では金額確認をしておきましょう。賃率差異については50,000円。これは有利差異になります。そして作業時間差異4,400円の不利差異。で、まあこの差額が有利差異として45,600円になっていきます。で、このようにして直接材料費差異・直接労務費差異っていうのを計算していきます。

もう1度まとめとして、この箱の図ですね、直接材料費差異、直接労務費差異。どちらにしても箱の図を使って標準、実際計算します。ルールとしては標準を内側、実際を外側にして、縦軸単価、横軸数量もしくは時間。単価の差は価格差異、賃率差異。数量、時間の差異は数量差異、作業時間差異になっていくよと。で、これを使って計算してもらうと非常に簡単に、有利、不利が間違いなく計算出来ますので復習をしてみて下さい。この差異の計算をやりましょうと言った時に、箱の図を間違えるという人を良く見かけます。商業簿記でも同じような箱の図を使って計算をしていきます。少しだけ形が違うんですね。どちらの箱の図を使うのか、どちらが正しいのか。ここを見てねとよく言ってます。箱の図の中を見てもらうとこれ工業簿記の工に見えるので、工業簿記の場合は工業簿記の工となるように箱の図を作ってもらう。で、商業簿記の場合は逆にHですね、商業簿記の場合はHになるように箱の図を作ってもらう。そんな感じでイメージしてもらうと非常に分かりやすいと思います。なので工業簿記の方だけ工の字を使うんだと。ぜひ参考にしてみて下さい。では続いて製造間接費差異、こちらについて見ていきたいと思います。

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