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簿記2級無料講座 等級別総合原価計算

はい、それでは引き続き見ていきますが、先ほど総合原価計算の中でも単純総合原価計算についてまず見ていきました。同じ総合原価計算ではありますが、色々な方法っていうものがあります。そこでその総合原価計算の中でも色々な計算方法を細かくこれから見ていく事になりますが、まず1つ目に見ていく内容としては等級別総合原価計算になっていきます。等級別って言われると、イメージしにくいのかもしれませんが、簡単に言うとサイズ別に原価計算をしようというイメージで思ってもらったらと思います。では具体的にどんなものなのか、またチェックを一緒にしていきましょう。

はい、それでは等級別総合原価計算、確認をしていきますが、これは一体どういったものなのか。総合原価計算には変わりありませんので、流れとしては製造を開始して、完成したらどれだけかかったのかというものを計算していく。基本的な流れは同じです。ただここからが少し違います。この等級というのは先ほども少し言いましたが、イメージしやすいので言えばサイズ別、例えば皆さんフライドポテト食べた事あるっていう方がほとんどだと思いますが、サイズとしてはL、M、そしてS。同じポテトだとしてもサイズが違いますよね。という事は大きさによって入ってる量は違いますから原価も変わってきます。1ヵ月で3,000キロのポテトを作りましたとしましょう。で、販売個数で考えた時に100個、100個、100個と、どれも全て100個ずつ販売出来たと。ではこれを元に按分したならばどうなるでしょう。100個ですから300分の100ずつで分けていいのかどうかということです。普通に考えるとおかしいですよね。確かにLサイズ100個、Mサイズ100個、Sサイズ100個、合計300個かもしれませんが、サイズが違うので入ってる量が違います。そしたら単純に3,000キロを300分の100と計算してしまっていると全く意味の無い数字になってしまいます。そこでどうするのかというと、ある数値を使います。そのある数値というのは係数というものです。例えばSサイズを1とするならば、MはSサイズの2倍、LはSサイズの3倍というようにそれぞれの割合を付けます。そしてこの割合を基に300個、100個なので3×100で300。2×100で200、1×100で100。この数値を基に600という数値ですね、合計300、200、100で600。600分の100、600分の200、600分の300で按分計算をしていこうと。そうする事でLは1,500キロ、Mは1,000キロ、Sは500キロというようにサイズに応じたキロ数っていうのを求める事が出来ます。等級別総合原価計算においてはこの係数というものを元にして、等価係数と言いますが、等価係数を元にしていったん数値を統一させ、サイズなどの基準にマッチした、数値を求めて、そこから按分をしていくというのが等級別総合原価計算の特徴となっていきます。で、勘のいい人は気付いたかもしれませんが、実はここまでは一緒なんですね計算は。先ほどの単純総合原価計算と全く同じ計算をします。何が違うのか、最終の按分が違うだけ、ここが追加されるだけとなります。

では具体的に例題を使いながら見ていきましょう。次の資料に基づき、ここチェック入れて下さい。先入先出法によって完成品総合原価と単位原価を計算しなさい。材料は全て始点で投入。生産データは次の通りである。括弧の中は加工進捗度を示している。そして原価のデータが次の通りとなっています。一応解答用紙確認をしてもらうと、MサイズとSサイズ2つに分かれています。Mサイズは2,000個、Sサイズは5,000個合わせて7,000個作ってる。ただサイズが違いますのでこの係数ってのも変わっています。Mサイズを1としたならばSサイズは0.6倍。ここを後で使っていくという事を覚えておいて下さい。

では一緒に計算をしていきましょう。まずは単純総合原価計算と同じように箱の図を作ってみて下さい。先入先出法で計算。生産データを入れていきましょう。今回カッコの中パーセンテージでなく、4分の3、4分の1と書かれています。このような進捗度の示し方もありますので注意をして下さい。月初の場合は500個の4分の3、500÷4×3、375個、完成品は変わりなく7,000個、月末は1,000個の4分の1、250個。では当月投入は7,000+250-375、6875個。続いて原価データを入れておきましょう。材料費が月初40,000、加工費24,150、当月が材料費603,000円、加工費が445,500円。それではここから後は完成品と月末仕掛品ですが、先入先出法ですね。という事はどのような計算だったでしょうか。先入先出法の場合は上から順番に随時払出が行われていくという事で月末仕掛品を当月投入量から計算しましょうと。月末仕掛品を当月投入量から計算なので、材料費、603,000円×7,500個分の1,000個、80,400円。同じく加工費、445,500円×6,875個分の250個、16,200円。で後は完成品差額で求めて下さい。562,600円、それと453,450円、これが完成品原価となります。で、この2つを合計すると1,016,050円となります。で、ここから何をするのかと言いますと、MサイズとSサイズに分ける必要が出てきます。で、どのように分けるのか、ポイントが等価係数を使うという事でした。Mサイズ、Sサイズ。完成品数量はMサイズが2,000個、Sサイズが5,000個。ただ係数として Mサイズを1と考えたらSサイズは0.6倍です。なのでMサイズ基準で考えると、Sサイズは3,000個分が該当する。なので合わせて5,000個になります。という事でこれをそのままMサイズとSサイズに分けていきましょう。1,016,050円を5,000分の2,000個と、そしてSサイズは5,000分の3,000とに分けてあげて下さい。そして最終406,420円と609,630円。これが完成品原価となります。で、後は完成品単位原価。単価については完成品数量、等価係数を加味しない純粋な完成数量で割ってあげて下さい。203.21、121.926円と。まあ端数が出ていますが、そのまま使ってあげて下さい。

等級別総合原価計算の特徴は完成した後ですね、ここです。完成した後、等価係数に基づいていったん統一の基準で個数を、按分の個数を出してから分けていく。サイズが違うというところからこのような計算方法が用いられていきます。サイズ別に最終、分けるというところをポイントとして、それ以外は通常の総合原価計算と同じですのでまた復習をしてみて下さい。

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