リニューアル完了! 平成30年6月試験対応の簿記2級講座はこちら でご視聴ください。

簿記2級無料講座 材料の追加投入

簿記検定ニュース 簿記3級

♪お取り寄せ 10,000名 達成♪

レジュメ

以下からレジュメを取り寄せて下さい。
簿記2級 商業簿記・工業簿記レジュメ(PDF)

簿記検定
ニュース

独学・通信講座と通学  試験日と合格率
専門学校  おすすめテキスト  勘定科目一覧

検定情報

簿記検定の 合格発表 と 受験申し込み

講座一覧

簿記3級  簿記2級  行政書士  公務員
宅建(宅地建物取引士・宅地建物取引主任者)

合格TVの使い方 ♪200万回再生 達成♪

「日商簿記2級」の受講は無料です! 日商簿記2級の理解には、日商簿記3級合格レベルの知識が必要です。

まずはレジュメを取り寄せ、勉強の準備をしてください。レジュメの準備はこちらから。

「問題を解いてください」などの指示があればビデオを一時停止して問題を解いてください。

今日の勉強を終了する前に「お気に入り」に追加しておくと、続きから勉強を始める時に便利です。

【PR】 就職するなら応募書類が最重要!
「ジョブカード」を作ろう!

簿記2級無料講座 材料の追加投入

続いて見ていく内容は材料の追加投入。今までは材料を工程の始点、つまり最初に入れてしまえば材料費はずっと変わらないというものでした。けれども次見ていく内容は最初に材料費を入れました、これは変わりないんですが、後でB材料、C材料と投入していくと。という事は材料費が少し変わってくる。それに伴って計算も今までとは少し変わってくるよというのが続いての内容となります。

では具体的な中身を確認していきましょう。はい、それでは続いて、材料の追加投入という事ですが、基本的な流れは同じです。総合原価計算なので今まで通りの材料、そして進捗度に応じて加工費が、どんどん増えていく。で、進捗度が適当に今0%、30%、60%、100%としましょう。で、今から皆さんがカレーを作るとイメージして下さい。まずカレーを作ろうと思ったらどんな手順でやっていくでしょうか。やはり肉、野菜という材料を用意しないでしょうか。肉を炒めて野菜を炒めてという加工をしていきます。そうする事でガス代、人件費っていうのが徐々に徐々に上がっていく。そしてこの30%のタイミングで、ある程度炒めたら今度は水を入れます。カレーっていうのは炒めただけでは当然出来ませんので、炒めたあと水を加えて、今度は煮込んでいく。で、コトコト煮込んでいって60%のタイミングで、今度はカレーのルーを入れます。そしてまたさらに煮込んでいって100%で完成と。その間もやはり加工費っていうのは、ずっとかかっていくという事で最終の完成品の原価っていうのは加工費も、肉や野菜も、水もルーも全て含んだここが完成品総合原価となってくる。ではこのように途中で材料が追加されたならばどのような計算が必要になってくるのか、これを今から皆さんと一緒に細かい計算、例題を使って見ていきたいと思います。

それではまず1つ目、次の資料に基づき平均法によって当月完成品総合原価と月末仕掛品原価を計算しなさい。平均法にチェック入れておきましょう。そして生産データが載っております。続いて原価データ。ここで少し見てもらいたいんですが、材料費、材料A、材料Bと2つあります。そして加工費についてはいつも通り載っています。そしてその下側、材料Aは工程の始点で、材料Aは工程の始点。そして材料Bは工程の終点、材料Bは工程の終点で追加投入している。このような問題が出てきたらどうするのかと。で、結論から言うとですね、加工進捗度100%で追加投入をしたならば全て完成品に負担させます。完成品のみにプラスと。これ見覚えないでしょうか。イメージとしては減損や仕損と同じなんですね。減損や仕損も100%のタイミングで、完成してから無くなったらその費用分は完成品に足していましたね。で、今回はその減損、仕損とは内容は違いますが、完成品に足すという意味では全く同じです。もっと極端に言うと、いつも通りの計算をした後に材料Bのこの2,900円を完成品に足してあげればそれで終了となります。なので、まずは材料B以外を使っていつも通りの総合原価計算をしてあげる。これが答えです。

ではその辺りも含めて確認をしておきましょう。では生産データそれぞれ入れて下さい。続いて換算量。換算量は20、230、230、20になるかと思います。そして原価データ、材料Bは無視して材料Aと加工費だけを拾ってあげて下さい。で、今回は計算方法としては平均法なので、平均単価を求めましょう。材料Aは1個あたり15円。では同様に加工費、20.9円となります。後はそれぞれかけてあげるだけと。はい、そしてここからですよね、材料Bに関しては工程の終点、100%で追加投入という事なのでここに材料B2,900円を足してあげる。これだけです。なので完成品総合原価は材料Aと加工費を足してさらに材料B2,900円を足した11,157円。11,157円となります。月末仕掛品は材料Bは関係ありませんのでA材料と加工費のみ。1,318円。よろしいでしょうか。

では少し考えて欲しいんですが、先ほどこれですね、完成品にのみ負担でした。仕損や減損を思い出して欲しいんですが、完成品と月末仕掛品、両方に負担させるっていうケースがありましたよね。実は追加投入の場合も同じです。完成品のみではなく月末仕掛品にも含めて計算してあげようと、そんなケースなんかも当然ありますので、そちらについて、例題を使いながら確認をしていきましょう。平均法に基づいて計算をしていきましょう。ただ少しだけ生産データや原価データが変わっております。内容を確認してみて下さい。そしてその下側ですね、A材料は工程の始点で投入している。ここは問題ないですが、B材料、これは加工進捗度の3分の1で追加。やはりタイミングが変わってきてます。先ほどは最終、完成してから材料を投入していました。けれども今回は途中で追加投入している。で、この場合確認をして欲しいのがここですね、月初の進捗度と月末仕掛品の進捗度。特に、この月末仕掛品の加工進捗度を必ず確認してもらいたいというのがポイントです。

で、少しだけこの辺りをタイムテーブル使いながら説明していきます。加工進捗度0%から100%ですね。そしてここからですね、全体の3分の1のタイミングに月初仕掛品がある。そしてこの月初仕掛品と同じタイミングで材料Bが追加投入されています。そして加工進捗度2分の1、50%のタイミングで月末仕掛品がある。という事はどういう事か、減損や仕損と同じ考え方というのを少しお話しましたが、材料Bを投入しました。この後、月末仕掛品も完成品も通っています。という事はこの材料Bについては当然月末仕掛品にも含めるし、完成品にも含めていく。ここが先ほどの問題とは違っています。つまりどういう事か。追加ですね、材料を追加投入したタイミングがこの月末仕掛品よりも後なのか前なのかによって、含める含めないというのが変わってきます。月末仕掛品の進捗度よりも前だったら、追加が前だったら月末仕掛品に含めて完成品にも含める。月末仕掛品の進捗度よりも後のタイミングで材料を追加したならば完成品のみに負担。仕損や減損と考え方は一緒ですね。この点だけ注意していただければ後の計算は非常に簡単です。

では具体的な計算を確認をしていきますが、この場合どうするのかというと、単純に箱の図を2つ、いつも通りの材料Aと加工費の箱が1つ。そしてもう1つは追加投入した材料Bの箱の図を描いてあげる。では箱の図2つ作って下さい。材料Aと加工費、それと材料Bの箱。材料Aと加工費は、いつも通り生産データと原価データを集計してみて下さい。材料Aと加工費についてはこのようになっていきます。続いて材料Bについてなんですが、同じように生産データをそのまま写してもらっても構わないんですが、よく考えて欲しいのが材料Bの投入したタイミングです。今回は月初仕掛品と同じタイミングで材料Bが投入されています。という事は、確かに最初、0%のタイミングでは210個で考えていました。けれども月初、60個分がありますのでトータル材料Bはいくらの投入をしなければいけないのか。これは単純に2つ合わせた270個になります。なので材料Bは月初は0、けれども当月投入に関しては270となります。完成品については230変わりありません。月末仕掛品は40個。で、換算量に関してですが、実はここ換算量は不要です。何故かまあ材料Bだから、だけだからですね。加工費があれば当然換算量の計算も必要ですが、加工費はもう既に材料Aと合わせて計算しているので、材料Bに関しては材料Bの個数だけを把握してあげればいい。金額は2,700円。で、平均法となりますので後は平均単価を求めて計算を進めて下さい。はい、単価が出ましたら後はそれぞれをかけてあげて下さい。はい、よろしいでしょうか。後は完成品は完成品で、月末仕掛品は月末仕掛品、それぞれを足して合計を求めて下さい。すると完成品総合原価は11,707円。そして月末仕掛品もそれぞれ足してあげて下さい。1,618円となっていきます。もう一度ポイントの確認をしておきましょう。材料Bを投入したタイミング、これが月末仕掛品の進捗度よりも前であれば月末仕掛品、完成品両者に負担する。ここがポイントになります。いいでしょうか。

それではもう1つですね。材料の追加投入としてもう1論点確認をしていきましょう。また同じように平均法によって計算をしていくという事ですが、生産データや原価データは少し変わっております。またこの下側ですね、A材料、ここは変わりありません。工程の始点で投入。で、B材料、ここチェック入れて下さい。工程を通じて平均的に投入している。つまりどういう事か、イメージはこうです。材料Aを投入しました。そして進捗度に合わせて、加工進捗度に合わせて加工費が増えていきます。工程を通じて平均的に増えていくという事はこの材料Bについて何かと似ていませんかこの表現。加工費は工程を通じて少しずつ増えていくよねと。つまりこの工程を通じて平均的に投入というのは加工費と同じ動きをしますよという事なんです。なのでイメージはこうですね。B材料は工程を通じて加工費と同じように増えていくよと。なのでこの下にでも書いておいて下さい。加工費と同じ。工程を通じて平均的に投入となれば加工費と同じ。という事はどういう事か分かりますか。加工費と同じという事はそうです、換算量を使ってB材料を計算してねというのがこの問題文の指示になっていきます。ですから計算自体は今まで通り総合原価計算の箱の図を1個だけ作ってあげて、その中に加工費の下に材料Bをくっ付けて計算してあげればそれでOK。

では実際に計算してみましょう。A+加工費+B、こんな感じで作ってみましょう。はい、ここは一緒ですね。後はA材料、加工費、そしてB材料。Aと加工費とB材料。加工費とB材料が同じ計算だよという事で意識してもらえればそれだけでOKです。金額、はい、それぞれ原価データから引っ張ってあげて下さい。これが出来れば後は平均法なので平均単価を計算してあげて下さい。材料Aは15円、20.9円、そしてB材料、12円となっていきます。後はそれぞれかけてあげましょう。では完成品総合原価ですが11,017円、そして月末仕掛品が1,558円となります。やはりポイントは、工程を通して平均的に投入イコール加工費と同じ。ここをしっかりと確認しておいて下さい。はい、材料の追加投入しっかり確認出来たでしょうか。もう一度3つのポイントを確認しておいて下さい。1つ目は完成品のみに負担させる。2つ目が完成品と月末仕掛品両方に負担させる。そして3つ目は加工費と同じように計算をする。計算自体は今までやってきたものと大差はありませんが、問題文から、どの計算をするのか、完成品のみでするのか、月末仕掛品と完成品に分けるのか、加工費と同じ計算をするのか、これは問題文を見て、そこからヒントを見つけ出さなければいけないという事になっていきますので、もう一度どこがポイントだったのかというのを見直して実際に計算をしてみて下さい。

Copyright (C) 合格TV

Copyright (C) All rights reserved.
映像・記事・写真の無断転載を禁じます。