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簿記2級無料講座 CVP分析

CVP分析。これはいったい何なのかと言いますと、どうすれば利益が出せれるのか、いくら販売すれば利益が出せれるのか。こういったものを計算していこうっていうのがCVP分析になっていきます。で、このCVPっていうのはそれぞれの頭文字を取っています。Cost、Volume、Profit。Costとは原価、Volumeっていうのは数量、Profitってのは利益。なので原価、数量、利益それぞれの関係を分析する事によってどうすれば利益をより効率よく、より多く出せれるのか、そういったものを細かく計算していこうというのがこのCVP分析になっていきます。過去の出題頻度でも非常に多く出題され、また点数も取りやすい論点になりますので得意科目に出来るように、ぜひしっかりと確認しておいて下さい。で、このCVP分析の中で1番メインとなってくるのが、こちら損益分岐点というものになってきます。どういったものかと言いますと、直接原価計算の範囲でありますので、直接原価計算のポイントとして固定費と変動費に分けていこうというものがありました。生産をすればするほど、販売すればするほど変わってくるのが変動費、生産しても販売しても何にも変わらないのが固定費。で、頑張ったら頑張った分だけ販売すれば販売するだけもっともっと上がっていくのが売上高になっていきます。ではこれですよね。1個だけ売ったとしたらどうでしょうと。やはり固定費や変動費っていうのがありますのでいきなりは利益出ません。2個ならどう、3個ならどうとですね、その販売の数量によって売上高はどんどんどんどん上がっていきます。で、どんどんどんどん上がっていく中である瞬間を境に固定費、変動費よりも多く売上高が上がっていきます。そうなってくると売れば売るほど利益になるよと。ある瞬間を境に利益が出ます。ある瞬間まで来ないと損になっちゃう。この利益になる、損になる、ちょうど境目を損益分岐点と言う。もっと言うと、利益も損も出ないちょうど0の点を損益分岐点と言っていきます。これから皆さんに確認してもらうのはこの損益分岐点、ちょうど利益も損も出ない0となる部分が一体どこなのか。これを計算していってもらいます。

では具体的に例題を使いながらこの辺り確認をしていきましょう。次に示す次期の予定損益計算書にもとづき各問いに答えなさい。予定損益計算書、売上高、変動費、貢献利益、固定費、営業利益と。直接原価計算になりますので原価は変動費と固定費に分けてます。これを基に(1)番から(4)番となりますが、(1)番、損益分岐点売上高、損益分岐点販売数量、そして目標営業利益4,000円達成する為の売上高、目標営業利益率20%を達成する売上高、予定損益計算書の売上高を前提とした時の安全余裕率。この4つを確認していきます。

ではまず1つ目として損益分岐点ですね。この損益分岐点の売上高と販売数量。つまり営業利益が0となる部分っていうのがどこなのか、そういった所を確認していきましょう。まず売上高、そして変動費、差し引き貢献利益となりますが、それぞれの単価確認しておきましょう。売上高が125円、変動費が75円、貢献利益が50円となっています。そしてそこから固定費、固定費については単価ではなく金額が4,500円となっています。そして最終営業利益に繋がっていく。では損益分岐点っていうのは先ほどもいったようにこの営業利益がプラスでもマイナスでもない0の時ですね。0の時の売上高だったり販売個数っていうのを求めましょうと。で、これ逆算で考えていってもらうと非常に分かりやすいんですが、営業利益が0でも必ずかかってくるのがこの固定費ですよね。固定費は販売量、生産量、そういったものとは関係無く必ずかかってくる原価です。では少し考えて欲しいんですが、貢献利益がいくらだったら営業利益は0円になるでしょう。貢献利益-固定費が営業利益。という事は貢献利益が4,500円だったら営業利益は0円になりますよね。その時の変動費、売上高っていうものを求めていくわけですが、単純にここで考えてもらうと、簡単なのが1個あたり50円の貢献利益だよというのが計算出来てます。売上高が125円、変動費が75円、差引き貢献利益は1個あたり50円。ではこの1個あたり50円に対して何個販売すれば貢献利益4,500円になるでしょうと。もう分かりますよね。4,500円÷50円、つまり90個。50円×90個で4,500になります。という事は90個販売すれば確実に営業利益は0円になると。じゃ本当に4,500円、貢献利益4,500円になるのかどうか試してみると、売上高125円×90個、11,250円。変動費は75円×90個、6,750円。11,250円-6,750円が4,500円。そして4,500円の固定費を引いたのが営業利益。大丈夫ですね。このようにして営業利益を0と考えて、固定費の4,500円と同じ貢献利益を出す為にはどうすればいいのか、ここを考えてもらうと簡単に出す事が出来ます。ポイントはここですね。営業利益が0となるには必ず固定費以上の貢献利益を出さなきゃいけないと。固定費と同じ金額の貢献利益を出さなければいけない。じゃ固定費と同じ金額の貢献利益を出す為には何個売らなきゃいけないのか、いくら販売しなきゃいけないのか、そこを逆算で求めていってもらうのがこの損益分岐点の計算になってきます。

では売上高はもう既に出てますね。11,250円。そして損益分岐点の販売数量が90個となっていきます。で、今ですね、単価が分かっていたので金額÷単価で個数っていうのを算定しましたが、場合によっては単価が分からないというケースがあります。単価が分からない。その場合どうすればいいのか、その場合はパーセンテージを使います。どういう事かというと、売上高から変動費を引いたのが貢献利益ですよね。つまりこういう事です。売上高を100%と考えた時に、今回単価でいくと125円ですね、売上高1個あたり125円を100%と考えた場合、変動費は75円、貢献利益は50円。それぞれ何%になるでしょう。これを考えてもらうんですね。売上高を100%とした場合、変動費が占める割合、貢献利益が占める割合、これをパーセンテージで表してあげます。75円÷125円、75円÷125円、0.6、60%。という事は貢献利益は40%ですね。75円÷125円、もしくは50円÷125円で貢献利益のパーセンテージを求めてもらう事も出来ます。ちなみにこの貢献利益のパーセンテージの事を、貢献利益率と言っていきます。で、こちらは変動比率、売上高に対しての変動比率というものでパーセンテージで表すことが出来ます。

で、この場合どうすればいいのか、このパーセンテージの使い方を説明しておくと、売上高が100%ですよね。その売上高に対して変動比率が60%、貢献利益率が40%という事は売上高に対して40%をかけてあげると4,500円、貢献利益を出す事が出来ます。11,250円×40%、4,500円。じゃ逆に貢献利益から売上高に戻すとなるとどうすればいいんでしょう。戻す場合は、いいですか、かけた場合、掛け算を戻す、これは割り算になります。割り算。40%をかけたのならば、逆に40%で割ってあげる。4,500円÷40%、つまり4,500÷0.4で11,250円、売上高を出す事が出来ます。かけたら割る、割ったらかける。これを計算で使っていくと単価が分からなくてもパーセンテージさえ求めれば簡単に出す事が出来ます。ですから例えばこっちですね、ここも同様です。試しに7,500円、変動費の7,500円÷売上高12,500円やってみると、変動比率は60%、売上高100%と考えた場合変動比率は60%、貢献利益はその差額の40%ですね。この割合って言うのは金額が変わっても変わりません。この単価が一緒ですのでね。なのでこういったところをぜひ活用して損益分岐点の算出を出来るようにして下さい。

では同様に営業利益4,000円を達成する為の売上高、営業利益4,000円を達成する為の売上高。これは一体いくらにすればいいのか。同じように考えてみましょう。この営業利益が4,000円になればいいわけですよね。営業利益が4,000円。固定費は変わりなく4,500円かかります。では貢献利益がいくらだったら営業利益4,000円になるでしょう。貢献利益から固定費を引いたのが営業利益。引いたら足すという逆算をしますので4,000円+4,500円、つまり貢献利益が8,500円だったら営業利益は4,000円になります。貢献利益8,500円を達成する為の売上高、これは先ほど、この率を使いましたが、貢献利益率は40%なので、売上高から40%をかけてあげると貢献利益ですよね。じゃ逆に40%で割ってあげると売上高を算定出来ます。8,500円÷40%、21,250円。これが(2)番、目標営業利益4,000円を達成する為の売上高となります。8,500円÷40%、21,250円。もしくは1個あたりの単価が50円っていうのが分かっていますので、8,500円、8,500円÷50円で販売数量、個数を求めてもらっても構いません。そうすると170個になりますので170個×125円、21,250円。このような計算も出来ますので単価を活用しても十分回答出来ます。確認をしてみて下さい。

では続いて目標営業利益率20%を達成する売上高。同じように考えて欲しいんですが、下にまた同じものを書いておきましょう。上と同じように売上高、変動費、貢献利益、固定費、営業利益とそれぞれの単価、固定費、営業利益と。で、割合確認しておきましょう。売上高は100%、変動費、売上高に対して60%。これは先ほど計算してもらった通りです。で、今回は(3)番についてはここですね、営業利益が売上高に対して20%になる売上高はいくらなのか、売上高に対して営業利益20%の割合になるようにする為にはいくら売り上げたらいいのか。ここが全てパーセンテージになってしまってます。という事はここ、固定費何%だったら営業利益が20%になるでしょう。上から順番に見て欲しいんですね。100%-60%が40%。40%から何%を引いたら営業利益20%になるでしょう。答えは20%ですね。つまり売上高に対してこの固定費4,500円が20%だったら営業利益も20%になるよと。売上高×20%が固定費。という事は固定費を÷20%してあげると売上高になりますよね。なので4,500円÷20%、22,500円。これが(3)番、目標営業利益率20%を達成する売上高となります。なので(3)番のポイントはここですね。固定費が売上高に対して何%になればいいのか。全てパーセンテージでいったんそろえてあげて、この固定費から逆算をしてあげるという事をぜひ押さえてあげて下さい。

それでは最後(4)番。予定損益計算書の売上高を前提とした時の安全余裕率。さてこの安全余裕率って一体何なのかっていうところを含めて話を進めていきたいと思います。(4)番。予定損益計算書の売上高を前提とありますのでこちらの予定損益計算書の売上高12,500円、これが前提。12,500円。これが100%だと考えて下さい。そして安全余裕率っていうのは損益分岐点の売上高、11,250円でしたよね。この11,250円をどれだけ越えてるか、もっと言うとこの予定損益計算書における売上高のうちですね、損益分岐点の割合とそれを越えた部分の割合、ここを安全余裕率と言っていきます。金額に直すと12,500円-11,250円、1,250円。じゃパーセンテージに直すと、1,250円÷12,500円、つまり10%ですね。10%。つまり安全余裕率は(4)番10%となります。安全余裕率を算定する時のポイントはまず基準となる売上高と損益分岐点の売上高、この2つがポイントとなってきます。基準となる売上高が100%だった場合、そのうち損益分岐点が占める割合とそれを越える割合とに分けてあげる。その越えた割合を安全余裕率と言っていきますので、この辺りをぜひ確認しておいて下さい。で、ちなみにこちらの割合の事を、損益分岐点比率とも言っていきますので、これを2つ足してあげると100%になるんだというのも確認してみて下さい。以上がCVP分析の主な計算となっていきます。

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